小暮すなみ、ちなみ、こなみ、えなみは四姉妹。母はおらず、父の謙三は札幌へ出張中。すなみの同級生・明日香とリゾート会社を経営する小日向信彦の結婚パーティーの日、すなみはちなみとこなみの同乗する車で会場の豪華客船へ向かった。すなみを送った後、招待状を間違えたことに気付いたこなみは豪華客船に向かい、小日向の知り合いだという樋口彰と出会い、心を惹かれる。一方、車で帰宅しようとしていたちなみは、港署の刑事・沖田淳一の車とぶつかりそうになり、言い争いになる。結婚パーティーを妨害するという予告電話が何度も掛かっていたことから、豪華客船には港署の刑事・野崎が警護のために来ていた。そこへ野崎の部下である沖田が駆け付けるが、彼が謝らなかったことに腹を立てたちなみも付いてきていた。さらに、謙三と会う約束を中止にされたえなみも、豪華客船にやって来た。やがてパーティーが始まるが、明日香がお色直しに行っている最中に火災警報が鳴り響き、沖田は明日香の死体を発見する。彰はちなみを拳銃で脅し、現場から逃走する。凶器のナイフに彰の指紋が付着していたことから、警察は彰を犯人と断定する。廃墟のビルに身を隠した彰はちなみに対し、自分は小日向を殴ってやりたかっただけで、殺人など犯していないと告げる。彼の所持していた拳銃も、ただのオモチャだった。彰は警官に発見されて捕まりそうになるが、ちなみが警官を妨害して彼を助ける。野崎達と共に現場に来ていたこなみは、彰と共に車に乗って逃走する。すなみは小日向に会い、明日香が小日向と結婚する前、バー“プライム”でピアノを弾いている西村英二と付き合っていたことを知る。一方、こなみは彰から、小日向が三崎麗子という恋人を捨てて明日香と結婚したことを聞かされる。西村と会ったすなみは、小日向が明日香の父親の持つ財産が目当てで結婚したと聞かされる…。