『八犬伝』などの代表作を持つ漫画家・碧也ぴんく原作の同題コミックをOVA化。原作者自身が用意したプロットをベースに製作され、原作コミックの挿話的な構成となっている。鬼を発見するために異世界の地界から天界(人間界)へやってきた刑部の青年・隠部(いんべ)月之丞。彼は幼き時からの因縁で結ばれた人間界の高校生・日座(ひぐら)陽之介と力を合わせ、日座家に伝わる刀=地天泰を武器に鬼退治の任に就く。それから三ヶ月が過ぎたある時、陽之介と月之丞が口喧嘩をしたことがきっかけとなり、月之丞が宿っている地天泰の小柄を陽之介は落としてしまう。これを拾った老人により小柄は古道具屋の店頭に並べられるが、それを買ったのは何と鬼が宿った画家の男。月之丞がいないことに気づいた陽之介は、必死になって心で呼び合うが……。本作の実制作はJ.C.STAFFが担当。キャラクターデザインは大貫健一が手がけた。