幻の名作(ノーカット版)永久保存版ACC賞、ADC賞、電通賞、フジサンケイグループ広告賞、IBA賞、クリオ賞、カンヌ国際広告映画祭(国際広告賞)など国内外の賞を多数受賞。CM界のクロサワたるゆえんである。武蔵坊弁慶が再生人間フランケンシュタインで、夜な夜な羅生門に現れて美女をさらい、寺の地下の石棺に眠るドラキュラ化した源義経に血を吸わせるという大パロディ怪談。純日本的な情念の世界にも吸血鬼という西洋形而上学の産物が棲める。日本にはじめて誕生した本格的怪奇映画である。都大路は羅生門。雲間にかかった中天の月。一陣の風が吹き抜ける・・・と、あたりを墨のような闇がさえぎった。馬の蹄の音か?通り過ぎるは、手綱を引いた武士と馬上の美女。立ちふさがる黒い影、馬の背でおびえる女の襟首をむんずとつかんだ手。女の姿はそのままするすると空へ。長い悲鳴が闇に尾を引いて消えた。ふと気がついた女の前に立ったのは吸血鬼となって再生した源義経。女の首筋に鋭キバを立てる。血を吸われる女の幻想、柱に縛られた彼女を愛撫するのは彼女自身。苦痛と快楽の入り混じった悪夢の世界。ある日、義経の亡霊屋敷に迷い込んだ乙女があった牙をむく義経の前で自ら帯をとき、全裸となった乙女の体にドラキュラ義経が見たものは?…