『喜劇 駅前団地』(きげき えきまえだんち)は、1961年8月13日に東宝系で公開された日本映画。カラー。東宝スコープ。東京映画作品。88分。キャッチコピーは「団地を巡る一大革命! 色気も欲もマンモス文化」。前作『駅前旅館』から3年のブランクを経て再開された、『駅前』シリーズの第2作。本作から正式に『喜劇』のタイトルが入り、内容も脚本家によるオリジナルとなる。本作は小田急小田原線の百合ヶ丘駅と、その隣の西生田駅(現:読売ランド前駅)を舞台にし、駅周辺に広がる百合ヶ丘第一団地で起きる土地問題を取り上げた。助演には、後年日活で活躍する山内賢が「久保賢」名義で出演、他には元祖巨漢俳優・千葉信男や、二木てるみの実弟・二木まこと、そして当時売り出し中の歌手・坂本九が洗濯屋役で出演している。余談だが坂本は、後に同じ久松監督のクレージー映画『クレージー作戦 先手必勝』でも、本作と同じ洗濯屋役で出演している(カメオ出演)。