大阪の高校を舞台に、喧嘩自慢の男たちの姿を描いた青春闘魂グラフィティー第4弾。監督は、石川均。深夜の国道にふらりと立つ1人の男、プロボクサー・勝田栄治。過失とはいえリングの上で人を殺してしまった栄治は、リングを捨てあてどなくただ一人呆然と歩き続けていた。トラックに拾われたとき、口をついて出たのは福生への道筋。それは期せずして栄治がボクサーを目指して家を飛び出してから初めての帰郷となった。故郷で栄治を迎えてくれたのは喧嘩仲間の金城と、栄治に密かに想いを寄せていたレイコだった。だが、彼女はあまりにも変わり果てた栄治に失望し、心配ながらも冷たくあしらってしまう・・・。