上岡真琴は、生まれの秋田の結婚式場で接客業をしていた。年下の同僚・石井弘志との結婚を控えていたが、突然の流産により別れることになる。失意の中その勤務先で、9年前に失踪した真琴の親友、詩織の夫・大杉智也を見つける。智也は3人の子どもをそれぞれ別の家に養子に出しに行くところだった。大杉家の一家離散の危機だったが、尾行して東北新幹線に同乗していた真琴は1000万円(智也の借金の肩代わり)でその一家を買った。真琴は3人の子どもたち(長男・真、次男・北斗、長女・舞雪)に自身を詩織と偽り、職場を捨ててそのまま上京、一緒に暮らすことに。そして、弘志も真琴の後を追う…。