『オードリー』は、2000年10月2日から2001年3月31日までNHKで放送された連続テレビ小説。シリーズ通算第63作目。全149回。脚本は大石静。日本映画のメッカ・京都市太秦を舞台に産みの母と育ての母の間で揺れながら成長したヒロイン・美月が映画に人生をささげていく姿を描く。主人公・美月のモデルは、作者の大石静本人である。主人公を巡る複雑な家族構成(実母・愛子と養母・滝乃の確執)などが共感されにくかったことが災いしてか、平均視聴率は20.5%、最高視聴率は24.0%と伸び悩んだ。その一方で、堺雅人や佐々木蔵之介ら小劇場出身の若手俳優の出世作となった。