俳優の須賀健太(15)が、来年1月放送のTBS系連続ドラマ「新撰組 PEACE MAKER」(深夜枠)で主演することが14日、分かった。映画では「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」(06年)や「釣りキチ三平」(09年)などで主演しているが、テレビドラマでは意外にも初めて。幕末を舞台にした青春アクション時代劇で、新撰組の少年隊士役を演じる須賀の新たな一面が見られそうだ。映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(05年)で一躍注目され、天才子役と呼ばれた須賀が、幕末の志士となって登場する。ドラマは、黒乃奈々絵氏の人気コミック「新撰組異聞 PEACE MAKER」(マッグガーデン刊)が原作で、歴史的事件を背景にしつつも大胆なオリジナル要素を加えた青春群像劇だ。須賀は長州の人間に殺された両親の敵を討つため、新撰組に入隊し、副長・土方歳三の小姓となる市村鉄之助役。強くなりたいと願う少年が、実際に刀を手にし、相手を倒すことに悩みつつ成長していく役柄を演じる。テレビドラマには数多く出演しているが、連ドラは初主演。「今は少しドキドキしていますが、いいドラマになるように全力で頑張りたいです。このドラマで、新しい新撰組を知ってもらえると思いますので、楽しみにしていてください」と意気込んでいる。時代劇とあって、立ち回りシーンも当然あるが、偶然にも約1年前から剣道を習い始めたという。「原作を読んでカッコよくて、すぐに早く演じてみたいと思いました。僕も原作のようにカッコいいアクションに挑戦したいです」と、意欲的だ。共演には旬のイケメン俳優がズラリ。若手俳優集団「D―BOYS」の柳下大(21)が一番隊組長の沖田総司を演じ、槍(やり)の名手で十番隊組長の原田左之助にダンスユニット「FLAME」の伊崎右典(25)。鉄之助の兄で新撰組会計方の辰之助を、今夏公開された映画「僕らはあの空の下で」で主演した古川雄大(22)、長州藩士の吉田稔麿役に「D―BOYS」の荒木宏文(26)が出演する。また、島田紳助プロデュースの5人組ユニット「新選組リアン」の榊原徹士(19)が隊士役でレギュラー出演。ほかのメンバー全員がゲスト出演することも決まり、話題を集めそうだ。