岡山の旧街道に面する旧本陣、一柳家に奇妙な殺人事件が発生した。当主・賢蔵(佐藤慶)とその新妻・克子(真木洋子)が、婚礼の夜雪に囲まれた離れの建物で殺された。犯人は、建物から足跡ひとつ残さず消えていた。犯人と目される三本指の男(草野大悟)の出没に捜査陣は振り回されるが、金田一耕助(古谷一行)は、被害者の弟、三郎(荻島真一)をマークする。だが、その三郎がある夜、血まみれで発見され、事態はいよいよ混迷を深めていく・・・雪の離れという密室殺人の謎に挑戦する金田一探偵の活躍を描く。放送: 1977年 5月7日~5月21日