新潟方面へ向っていた桃次郎とジョナサンは、幽霊峠と呼ばれる不気味な峠で、「佐渡で…」と謎めいた言葉を残して消えた美女に出会う。桃次郎は彼女に一目惚れ。一方、相棒の金造も道中で拾ったエキゾチックな美女・渡り鳥のマヤに熱をあげている。途中、ドライブインで“ジョーズ軍団”と名乗る新村譲次の率いる荒くれトラック野郎たちに出くわすのだが、桃次郎は上の空。頭の中は、佐渡で会うべく美女のことでいっぱいなのだ。一路、佐渡へと急ぐ一番星とジョナサン。ナ、ナント!そこでみたのはあの謎の美女・水名子先生こと乙羽水名子であった。水名子は捨て子で、作右エ門という砂金堀りの爺さんに拾われ、今は分教場で教師をしているのだ。インスタント教師を買って出るという涙ぐましい努力も空しく、水名子が結婚するという噂を聞いた桃次郎は、涙ながらに佐渡をあとにし、ジョーズ軍団に闘いを挑むのだった。