『まんが日本昔ばなし』(まんがにっぽんむかしばなし)とは愛企画センター、グループ・タック制作、MBS毎日放送制作枠にてTBS系列で放送された日本のアニメ作品及びテレビアニメである。(第1期、1975年1月 - 1975年3月)1975年に開始。作詞家の川内康範が監修に携わり、川内の娘で童話作家である川内彩友美が企画。毎回日本各地に伝わる昔話が映像化され、市原悦子と常田富士男の両名が一人で何役もの声を使い分ける独特の語りによって紹介する。スタッフに一流のベテランアニメーターやイラストレーターを多数起用するなど、映像にこだわりのある作品だった。番組内で使われた音楽にも川内の甥である北原じゅんの純邦楽からロック、フォーク、ラテン、クラシックなどを織り込んだ多彩かつ無国籍な音楽が使用され、作品の質の高さに一役買った。毎日放送(MBS)制作で最初はNET(現・テレビ朝日)系列で放映されたが開始から3ヶ月でいったん放映は終了し、9ヶ月のブランクを挟んでTBS系へ移動して再開された。これは、当初の放映分がもともと番組改編の都合で空いてしまった枠の穴埋めとして本来は海外在住の日本人向けとして制作されていたものを放映したためである。その後、反響の高さから改めてレギュラー番組化されるに至った。この間にMBSと朝日放送(ABC)がネットチェンジしていたために全国レベルではNET系からTBS系へ移籍する形になった。再開後の時間帯は後に続く『クイズダービー』、『8時だョ!全員集合』、『Gメン'75』などとともに1970年代、1980年代のTBS系の土曜夜を高視聴率で支えた。