梶原一騎、川崎のぼる原作の傑作野球劇画『巨人の星』。そのアニメ映画版・第四弾にして、本路線の最終編。 大リーグボールで快進撃を続ける飛雄馬。だが阪神タイガース在籍の天才児・花形満は、魔球の打倒を誓う。花形は実家である一流自動車メーカー「花形モーターズ」の工場内に秘密特訓場を設け、鉄バットで大重量の鉄球を打ち返す、対大リーグボール用の鍛練を重ねていた。肉体を限界まで苦しめつつ、飛雄馬との闘いに赴く貴公子・花形。大リーグボール最大の危機来たる! 1970年の「夏休み 東宝チャンピオンまつり」で公開された、TVアニメ版の再編集作品。TV版第119話「大リーグボールの死」の回を主軸に構成される。TVアニメの後半では原作通り、大リーグボール2号編、同3号編が描かれるが、「チャンピオンまつり」路線内の劇場版『巨人の星』は本作で打ち止めとなった。