1984年にデビューしたサンリオの元気な人気キャラクターであるみんなのたあ坊。本作はこのたあ坊を主人公とした約30分のアニメ映画で、宇宙活劇ものとして製作されている。宇宙ステーションで留守番をしている宇宙防衛隊員のたあ坊。そんな彼の元に突如としてSOS信号が届いた。さっそくパトロール艇で発信源へ向かうたあ坊。千年の眠りから目覚めた怪物シーラカンスが竜宮星を襲っただけでなく、竜宮星の竜王の一人娘=乙姫をさらっていったというのだ。勇気を出して乙姫の救出へ乗り出すたあ坊だが、シーラカンスの食事にされかかり……。本作は1991年7月20日からの第3回「サンリオアニメフェスティバル」の中の一作品として公開。監督の睦月三日生をはじめ、前年公開の第2回「サンリオアニメフェスティバル」の一作品『けろけろけろっぴの大冒険 ふしぎな豆の木』のスタッフがほぼそのまま続投している。